だあしゑんか チェコ料理・ビール・絵本

チェコ耳寄り情報3
2008/08/27(Wed) 23:11:54
11/30(日)13:15から、新宿区・早稲田奉仕園セミナーハウスにて「カレル・チャペック没後70年記念講演会・シンポジウム」が開かれます。
講師はペトル・ホリー、沼野充義、石川達夫、田才益夫、梶原初映、飯島周という目もくらむような豪華メンバーです。講演テーマは各講師が考える「私のチャペック論」で、資料配付、質疑応答もあるそうです。会費も1000円と格安。店主も仕事がなければぜひとも駆けつけたいくらいのイベントではあります。
早稲田奉仕園セミナーハウス
東京都新宿区西早稲田2-3-1
03-3205-5411
http://www.hoshien.or.jp/

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[こちら]で紹介した「ドゥシャン・カーライ 絵本を楽しむ・展」に行ってきました。有名なアリスやアンデルセン作品、「12月くんのともだちめぐり」「魔法のなべと魔法のたま」から、大部の豪華作品集、こまごまとした挿絵に至るまで、カーライの作品をお腹いっぱいになるまで堪能できます。師匠的存在のアルビン・ブルノフスキー、妻であるカミラ・シュタンツロヴァーの作品も展示されており、スロヴァキア絵本好きにはたまらない企画でしょう。11/1(土)から11/3(月)までは主催者の江森さんも会場にいらっしゃるそうです。
初日の早い時間から大盛況で、販売用の絵本はお値段も手頃ですし、購入目的の方は早めにおいでになった方がよさそうです。

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高円寺南口、西友近くの店舗の2階にある古本屋さん「えほんや るすばんばんするかいしゃ」をご紹介します。一風変わった店名は寺村輝夫さん作の児童書から。国内海外問わず、主に絶版の絵本や児童文学の古書を販売しています。現在店内中央の棚でチェコ絵本特集を開催中です。値段は相場よりお安めではないかと。在庫が少なくなり次第終了してしまうそうなので、気になる方はお早めにどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/nabusuraynohe

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銀座7丁目のショットバー「BLOODY DOLL」です。店名は北方謙三氏の小説から。ロシア、ポーランドを中心に35カ国400種類以上のウォッカを揃えている凄いお店ですが、ここでは製造中止で本国も含めどこでもお目にかかれないような銘柄がいくつも飲めます。写真はチェコ産ズブロッカです(右はエストニアウォッカ)。瓶の形に見覚えがある方もおいででしょう。この店の在庫が切れたらもう二度と飲めないと思われます。おつまみはフキや舞茸やカボチャのピクルスなど、ロシア風でちょっと変わった美味しい料理が揃えられ、だあしゑんかでも常日頃参考にさせて頂いております。
東京都中央区銀座7-4-7 小島ビル2F
[月~金] 18:00~翌3:00 [土・日・祝] 18:00~24:00
月2回不定休
03-3289-8155

(情報は2008年10月28日時点のものです)

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チェコ耳寄り情報2
2008/07/24(Thu) 18:05:22
11/9(日)まで、茶房・高円寺書林において、新訳・チャペック童話絵本シリーズ「お医者さんのながいながい話」(カレル・チャペック作 関沢明子訳、フェリシモ出版)の発売を記念し、画を描いた関美穂子さんの原画展が開かれています。型染めの技法を駆使した、たいへん美しい原画を、高円寺書林さんのゆったりとした雰囲気の中でご覧下さい。関さん作のかわいらしいぽち袋、マスキングテープ、レターセットや蔵書票などのグッズも販売中です。
11/8(土)にはユニットSOZOROとオゥルドガァド幻奏樂團による2部制のライブ演奏と、声優さんのグループによる朗読会も催されます。ご予約の方には関さん作のグッズがおみやげとして進呈されるそうです。
 http://kouenjishorin.jugem.jp/

10/27(月)~11/17(月)まで、神田神保町で「美術+雑貨×古本≒リトルエキスポ」というイベントが開催されます。
http://www.colourfield.co.jp/art-bookshop/news/littleexpo.html

ご覧の通り錚々たる参加店でスタンプラリーが行われるようです。
チェコ関係では、以下の2店で上映会があります。
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キノ・イグルーの移動映画館「不思議の国へようこそ~絵本のような映画たち~」
雑貨を扱うお店AMULETと、手芸本を扱うお店art bookshop & cafeを会場に、会場の雰囲気に合う映画をセレクトしてくれました。お菓子をいただきながらお楽しみいただきます。

映画●『アリス』(1987年 ヤン・シュヴァンクマイエル)
日程●11/8(土)、11/9(日)
時間●両日13:00~/15:30~
会場●AMULET
料金●2500円(焼き菓子付き、予約制)

映画●『ほら男爵の冒険』(1961年 カレル・ゼマン)
日程●11/7(金)、11/8(土)、11/9(日)
時間●金曜日→19:30~/土、日曜日→18:30~
会場●art bookshop & cafe
料金●2500円(焼き菓子付き、予約制)
両映画予約先●kinoiglu@hotmail.com(お名前、日時、人数、連絡先)
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二軒ともヨーロッパの絵本や手芸関係が充実している良いお店ですので、この機会にぜひ。

なお、こちらに映像を提供しているキノ・イグルーさんは、このようなイベントも主催しています。
http://kinoiglu.at.infoseek.co.jp/

西荻のギャラリーMadoにおいて以下のイベントが開催されます。
錬金術師の招待状
http://www.giovanni.jp/event/information.htm

シュヴァンクマイエルのサイン&通し番号入り蔵書票、アリスのてぬぐい、ポストカード、ポスター等が出品されます。特に蔵書票と書籍「人間椅子」のセットは鼻血が出るほどのお買い得品だとか。
11/6(木)~11/11(火)まで、12:00~19:00。


ここで言語関係の小ネタを。
「この言葉はチェコ語で何と言うんだろう」「チェコ語で○○ってどういう意味なんだろう」と疑問に思った時、他人に聞く前にまずweb翻訳で試してみるという手があります。

最近はGoogleが結構マイナーな言語までカバーしているので、このあたりをブックマークバーに放り込んでおくと何かと便利です。
日→チェコ翻訳
http://translate.google.com/translate_t#ja|cs|
チェコ→日翻訳
http://translate.google.com/translate_t#cs|ja|
念のためにチェコ語⇔英語で確かめてみるのもいいでしょう。さらにタブをいじればスロベニア語だろうがラトビア語だろうが自由自在。まだまだ頓珍漢なところも多々あるものの、「ビールチーズ」をPivní sýrに、「人形劇場」をLoutkové divadloに、「子供の凧」をDětské draciに一発変換してくれるなど、なかなか気が利いていてびっくりしたりもします。

さらに日→チェコ変換で出てきた言葉をコピー&ペーストしてGoogle Českyに掛けてみれば、おおよそその言葉がどのような使われ方をしているか判ります(画像検索もするとさらに確実)。
http://www.google.com/intl/cs/
普通にグーグル検索するよりは、本国版の方が検索精度は格段に高いので、こちらもブックマークに入れておくと便利です。それでも結局のところはネイティブか、チェコ語に詳しい方に聞いてみないと、思わぬ勘違いをすることもありますが。

チェコ語の入力は(Macの場合)システム環境設定→言語環境→入力メニューでCzechキーボードのところと「メニューバーに入力メニューを表示」にチェックを入れておけば、画面上のメニューバーから直接切り替えられるようになります。配列がだいぶ変わるので最初は手探りになるでしょうが。あと普通のCzechよりCzech-QWERTYの方が(YとZが入れ替わらないので)チェコ語を打ちなれていない人には向いています。
以上、常識の範囲かもしれませんが、チェコ語にまつわるPC関係の小ネタでした。

(情報は2008年10月25日時点のものです)

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チェコ耳寄り情報
2008/07/22(Tue) 02:48:21
このコーナーでは、メールマガジンを発行するほどのマメさは無い、ずぼらな店主があちこちから適当に集めてきた、チェコに関する耳寄り情報をお伝えします。見逃したら一生後悔するようなお得な話から、どうでもいいようなエピソードまで、手前味噌を交えながら気まぐれに更新していきますので、どうか気長にお付き合い下さいませ。

11/4(火)~11/9(日)と、12/2(火)~12/28(日)の2回に分けて、チェコの絵本市が開かれます。場所は新宿区・四谷三丁目と信濃町の中間にあるThe Artcomplex Center of Tokyo。絵本の点数などは不明ですが、会場が大きいことと会期が長いこと、「一大絵本市」と銘打っていることなどからかなり期待できそうです。だあしゑんかからは歩いていける距離ですので、帰りにはぜひ一服していって下さい。
11:00~20:00 11/4は15時から。最終日は18時まで。月曜日休館なのでご注意を。
http://www.gallerycomplex.com/

10/24(金)まで、台東区蔵前のアノニマ・スタジオでチャルカさんが「旅して集めた東欧雑貨 蚤の市」を開かれています。開店時間は11:00~18:00です。関東の東欧雑貨ファンなら見逃せません。
http://www.anonima-studio.com/

10/28(火)~11/8(土)まで、南青山Sundriesで「ドゥシャン・カーライ 絵本を楽しむ展」が開かれます。12:00~19:00で11/4(火)は休み。スロヴァキアを代表する絵本作家、カーライの作品を個人的に収集なさってきた江森清さんが、秘蔵のお宝を惜しげもなく公開します。チェコ/スロヴァキアでも滅多にお目に掛かれないレア物を、直接手に取ってご覧頂ける貴重な機会です。絵本や版画の即売会も開催され、また蔵書印なども販売されるかもしれません。ショップのサイトはないので以下のリンクを参考にどうぞ。
http://www.aoyama-street.com/shop/s91/

11/18(木)まで、ブックハウス神保町にて「もぐらのクルテク ズデニェク・ミレル原画展」開催中です。営業時間11:00~18:30、水曜定休。セル画の展示・販売、アニメ上映など盛りだくさんの内容。11/15(土)14:00から、木村有子さんをゲストに絵本の読み聞かせ会とワークショップのイベントがあります。またヴォイチェフ・クバシュタなど他の絵本作家の作品も展示されています。
http://www.bh-jinbocho.jp/

さて、チェコビールの樽生を定期的に飲めるお店をご紹介します。

まずは水道橋から神田に移転したばかりのテイルズエールハウス。
10/22現在は入っていないようですが、開店からしばらくの期間ピルスナー・ウルケルの樽が開いていました。入荷状況はこちらでチェックできますので、お見逃しなきよう。
http://www.tails1998.com/menu/draft_beer/kanda.php

ベルギービールで名を馳せたフリゴ系列にも時々入荷します。
http://www.eurobeer.net/frigo/

横浜ビール醸造所に併設されたPIVOVAR YOKOHAMAでは継続的に樽生(現在はガンブリヌスかコゼル黒のようです)を開けており、またコンディションのよい大瓶も常時数種取り揃えています。
http://hwm8.gyao.ne.jp/shinyabeer/

そしてなんといっても凄いのはこちらの「PIVO屋」さんです!!
名前の表す通りチェコビール、それもピルスナー・ウルケルの樽生を看板商品とした、日本初・完全チェコスタイルのビアバーです。現在ベルナルドの黒も入荷しているそうで、チェコビールの聖地となる予感までします。料理に関してはチェコ人に直接習うため交渉中のようなので、これからに期待してください。オーナー米原さんの情熱と勇気にNa zdraví!!!
http://www.pivo-ya.com/

(情報は2008年10月22日時点のものです)

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不思議な野菜Kedlubna
2008/07/13(Sun) 18:56:51

Kedlubna(ケドルブナ)をご存知でしょうか。
コールラビと言えば思い当たる方も多いでしょう。フランス、ドイツなどヨーロッパでは広く食されている、カブとキャベツの中間のような変わった野菜です。千切りにしてサラダにしたり、スープの具にするのが一般的ですが、特にドイツからチェコにかけてはくし型に切ってそのままバリバリと食べるのが好まれます。大きさがちょうどよいものは瑞々しく、ほのかな甘みを感じさせ、ちょうど柿のような食感です(そのせいか、チェコ人には柿好きが多い気がします)。

「不思議惑星キン・ザ・ザ」にでも出てきそうなその外観から、絵本にも時々愛嬌を持った姿で描かれたりしています。

だあしゑんかでは現在、お客様から頂いたKedlubnaの種を菜園で育て、収穫したものを提供しています。冷やしたものをそのまま生食する他、ピクルスにするのも検討中です。興味がおありの方はぜひ店員にお尋ね下さい(数に限りがありますので売り切れの際はご容赦を)。また料理法のアドバイスなども大歓迎です。

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アブサン【Absinthe】
2008/03/09(Sun) 22:37:58
 
禁断のお酒、アブサン。名前はご存知の方も多いでしょう。独特の風味を持つ薬草酒で、ほとんどの銘柄で水を加えると白濁するのが特徴。主成分であるニガヨモギに含まれるツヨンに幻覚作用があるとされ、多くの国で長らく製造が禁止されていました。

元々はスイスで作られていたニガヨモギを原料とした薬を、医師ピエール・オーディナーレが改良し、レシピを1797年にアンリ・ルイ・ペルノーに売却したもので、アルコール度数が高く安価であることと、向精神作用に関するまことしやかな噂もあいまって特に19世紀フランスの芸術家達によって愛飲されていました。ヴェルレーヌやロートレックはこのお酒によって身を滅ぼしたと言われており、他にもモネ、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイなどがアブサンの虜になったと伝えられています。

1981年にWHOがツヨン残存量を10ppm以下なら許容すると認定したため、製造がおおっぴらに再開され、日本にも多彩なアブサンが輸入されることとなりました。主にフランス製ですが、まれにチェコのものも入ることがあります。

上の写真のようにスプーンの上に乗せた角砂糖にアブサンを染み込ませて火をつける飲み方は、ヒルアブサンのチェコ人プロモーターが考案したそうです。アブサンを置いているバーはそれなりにあってもこの「ボヘミアンスタイル」を楽しめる店は少ないはずです。ぜひ挑戦してみてください。

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ベヘロフカ【Becherovka】
2008/03/08(Sat) 14:43:00
Becherovka Bottle
ベヘロフカはチェコ有数の温泉地、カルロヴィ・ヴァリの特産品で、ウォッカをベースとし、20種類の薬草、香辛料、天然水を原料とした香り高いハーブリキュールです。

1805年、保養のためにカルロヴィ・ヴァリを訪れた英国人医師、ドクター・フロブリクが地元の薬剤師、ヤン・べへールが集めていたたくさんの薬草に興味を持ち、協同で何日もかけて元祖消化促進リキュールを完成させました。それ以来、200年間、チェコでは、食欲増進の食前酒、または消化促進の食後酒として親しまれています。ちなみにレシピは門外不出とのこと。


やや癖のある風味は好みが分かれますが、慣れるとやみつきになるとの評判です。常温やロックで味わいを楽しむのもよし、凍らせたものを呷るのもよし。また近年ではカクテルのベースとして注目を浴びており、特にウォッカトニックのレシピを流用した「べトン」は爽やかな飲み口が当店でも好評を博しています。

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すべての道はプラハへ通ず その2
2008/03/06(Thu) 00:22:04

人生初の海外旅行はコペンハーゲンでの乗り継ぎ(カールスバーグの美味かったこと!)からプラハの空港、バス、トラム(路面電車)、街並に至るまで何もかもが物珍しく心浮き立つことばかり。プラハは街全体が世界遺産として登録されており、観光しようと思えば幾日を費やしても足りませんが、何はともあれビールビール。

空港のスタンドや宿の近くのバーで早速ウルケル樽生をひっかけてみましたが、正直こんなものかという感じ。やはりきちんとコンディションを整えているビアホールでないと「本物」には出会えません。翌日襟を正し、まずは前哨戦として創業から500年を経過した老舗中の老舗、「ウ・フレクー/U Fleků」へ。ここでしか飲めない精妙な味わいのある黒ビールを出しており、ビールの種類はこれだけ。だいたいにおいてチェコで名の通ったビアバーはピルスナータイプかシュバルツ、デュンケルだけ、またはその両方のみを置いているところがほとんどで、日本のように何種類ものタワーを並べているところは少ないのです。

上の写真が「ウ・フレクー」のビールです。修道院を改装した派手な外観もあってかなり観光ルート化されたお店ではありますが、ビールの質は矜持を保っています。余談ですがこの店では黙っていてもビールを頼む前に薬草酒「ベヘロフカ」が出てきます。特に飲みたいと思っている方でない限り断ったほうが賢明です。

さて、お次はいよいよ今回の旅行の目的地のひとつ「黄金の虎(ウ・ズラテーホ・ティグラ/U Zlatého tygra)」ヘ。千野栄一「ビールと古本のプラハ」に詳しいですが、ここはビロード革命の揺籃となったのもさることながら、プラハで一番美味いウルケルを出していると自他共に認める名店なのです。ビール好きでプラハに来る機会があればぜひとも寄りたい聖地ではありますが、なにしろ地元の常連客が全ての曜日に飲む場所が決まっていると言われているほど敷居の高いところです。席が見つからず泣く泣く引き返した日本人客も多いと聞きます。はたしてすんなりと座れるのでしょうか?

(続く)

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すべての道はプラハへ通ず その1
2008/03/05(Wed) 22:52:52
店主への質問で最も多いものが「なぜチェコなんですか?」「なにからチェコに興味を持たれたんですか?」というものです。答えは単純で「ビールなんです」。
ビールの歴史をかじった方なら、現在日本で飲まれている「普通のビール」いわゆるピルスナータイプの原型がチェコのピルゼン(プルゼニュ/Plzeň)にあることをご存知かもしれません。また、豆知識としてビールの一人当たり消費量の世界一がチェコであると聞いた方もいるでしょう。
私が最初にチェコビールと出会ったのは、そのへんの酒屋で気まぐれに買い求めたピルスナー・ウルケルの瓶でした。下の写真をご覧下さい。


左が現在の当店の看板ビール、エーデルピルスです。日本のものにしては麦芽を贅沢に使用した逸品ですが、右のピルスナー・ウルケルをご覧になると如実に色の濃さが違うのがお判りになると思います。まずグラスに注いだときの色、そして香りの強さ、もちろんがっしりとした味わいに至るまで、飲みなれた日本のビールとは全く異なる趣にいっぺんに魅了されました。本当にこれが同じビールなのだとしたら、これまで飲んできたものは一体何だったのだろう。瓶でこれだけ美味いのなら、現地の樽ははたしてどれだけ美味いのか。
そう思い立つと矢も盾もたまらず、当時勤めていた蕎麦屋を辞め、初めての海外旅行、初めての飛行機、チェコ語はおろか英語もろくに話せないという困難を押し、単身チェコへ旅立ったのでした。

(続く)

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